ゴム版はんこと消しゴムはんこの違い

作り方など

10年ほど細々とゴム版はんこと消しゴムはんこの作成・ネット販売をしています。
(2020年現在)

ゴム版はんこと消しゴムはんこ、どういった違いがあるのか?どういう使い分けなのか?
あくまでも個人的な考えではありますが、書いていきたいと思います。

※前提として、私がメインで作るのは大きくても長辺5~6㎝程度のものです。
※それ以上の大きさになるといろいろと変わってくる可能性がありますのでご了承ください。

ゴム版はんこと消しゴムはんこの違い

ゴム版はんこ消しゴムはんこ
耐久性△~〇
┗細い線に向くか
おしやすさ
┗ベタ面
彫りやすさ(やわらかさ)△~〇
持ち手が必要か〇~◎

耐久性

自分用はんこではあまり気にしませんが、個人的には販売にあたっては大事なところかなーと思っています。

ゴム版はんこ ◎

めったなことでは破損しないです。
私は今のところ、欠けたり割れたりした経験はありません。
インク汚れが残りにくいのも良いところです。

消しゴムはんこ  △~〇

彫り方・扱いによっては破損しやすいです。
インク汚れは残りやすいです。

それと長く使い続けると全体的に少しずつ脆くなっていきます。
 (自分の発送用住所はんこなど何年も使った年季の入ったはんこ(持ち手なし)は、
 印面と余白の間にパカッと割れ目が入ったり、欠けたりしました。
 そこまで使えれば充分かもしれませんが(-.-))

細い線に向くかどうか

耐久性とも関連しています。

ゴム版はんこ ◎

断然ゴム版はんこの方が彫りやすい&おしたときも細く出てくれやすいです。
私が彫れるレベルの細さの話ではありますが、これまた途中で欠けたり割れたりしたことはありません。

(間違えてカッターの刃が途中に入ってしまったときは別です)

消しゴムはんこ △

ゴム版よりやわらかいためちょっと心もとないです。使用後の掃除のときなども、少し注意が必要です。
そもそも私の場合はゴム版はんこほど細い線を彫れません。

おしやすさ・ベタ面

※ここでは●■のようにインクが広範囲に付く面のことをベタ面としています。

ゴム版はんこ 〇

インクや紙によってはきれいにおしづらいです。
かすれやすさは味かもしれませんが、気になる方は気になると思います。
広いベタ面は特にかすれやすく、私はそういった部分が多いはんこはゴム版はんこではあまり作りません。

※持ち手なしの場合はベタ面を集中しておすこともできるので、ありよりは多少かすれにくくなります。

消しゴムはんこ ◎

ベタ面もそれ以外もゴム版はんこよりムラなくきれいにおすことができます。
ゴム版はんこと比べてやわらかい分、紙との密着度が高い感じです。
(だからこそ細い線も太く出やすいというのはあります)

持ち手ありでもなしでもあまり関係なくおせます。
※私は大きいものは作らないのではっきりとは言えませんが、大きいはんこだと持ち手ありは少し難しくなるかもしれません。

※小さめのはんこなので参考程度です

彫りやすさ

ゴム版はんこと消しゴムはんこのどちらを先に始めたか、
彫りたいはんこがどのようなものか、などでも感想が違ってくると思うので
私の立場からの感想です。ちょっと長いです。

ゴム版はんこ △~〇

私は消しゴムはんこの方を先にたくさん作っていましたので

ゴム版はんこは最初のころは硬くて大変彫りづらかったです。

慣れてくるとそうでもないのですが、私は難易度としては消しゴムはんこより高い気がしています。

慣れるまでは彫る以前の転写がまた少し難しいです。一度でしっかり転写させる必要があります。

トレーシングペーパーをゴム版から離した後で転写しきれていないことに気づいても、
もう一度同じところに合わせるのがすごく難しいです。
ゴム版の色が濃いせいで、トレーシングペーパーを被せると転写済み部分が見えづらいんですよね。
その点消しゴムはんこは表面の色が白だったり淡いので、同じところに合わせやすいです。

余白を一気にはがせる!」というゴム版はんこの特徴も、うまくいくときは爽快ですし(笑)時間もかからなくていいのですが…
スッといかないことも意外とあります。

そもそも細かい絵柄や文字のあるはんこだと、一気にはなかなかできません。
というかうまく一度ではがれるときも思ったより力が必要ですので、そこまでメリット!!とは感じません。意外と手が疲れます。

広い範囲をはがす場合は全部指でやろうとすると大変なので、私はある程度はがれたらペンチ使用です。
ピンセットや毛抜きで済む強度ではない(個人的な感想です)

そしてまさに最大の難はそのとき。
一度にはがそうとして余計なところまで持っていかれることです。

何度、目や鼻が取れちゃったかわかりません。細かい部分は深めに刃を入れておきましょう…(-“-)
私が不器用なだけかも…

と散々ディスっているようですが、彫るにあたっての良いところももちろんあります

  • 細い線の彫りやすさ!
  • 慣れてくるとちょうど良い硬さ!
  • ちょっと刃が当たったくらいでは傷つかない強さ!

消しゴムはんこだと細い細い線を彫ろうとして突き抜けてしまったり力加減が難しく、
カッターや彫刻刀を動かしたときに変なところに当たって、傷になってしまうことがあるんですよね。

慣れるまでは硬い=難しいのが、慣れてくると長所に感じられることも多いです。
まぁこれも私が不器用なだけかも…

あと硬くて力が入るせいか、集中してたくさん彫ったり(+はがしたり)していると
腱鞘炎の足音が聞こえてくる気がしています。

消しゴムはんこ ◎

ゴム版はんこの直後に彫ると、なんてやわらかくて優しいんだ!と感動すら覚えることがあります。
「かため」「ハードタイプ」でもとってもやわらかく感じる。

転写もとってもしやすいです。
転写し損ねた部分を直すときの見やすさも前述の通りですが、転写自体がしやすい
ゴム版はんこの転写は爪で少しずつ、しっかり気を付けながら。
一方消しゴムはんこは楽々です。
硬いプラスチック容器などの曲面で何方向かから数回ずつこするだけ。優しい!

細い線や〇□△の中のような余白が少し彫りづらいのと、ちょっと刃が当たると余計なところに傷がつくのは難ではありますが、全体的に見ればとても彫りやすいです。

持ち手が必要かどうか

  • ない方が省スペースとか、
  • 重ねおし用や大きいはんこだとない方が使いやすいとか、
  • 合うサイズを用意する難易度とか、

いろいろな考え方や状況によると思います。
ので、以下はあくまで私の場合です。
自分用だと付けたり付けなかったり付けなかったりです。

ゴム版はんこ 〇~◎

元々が薄い&私は小さめのはんこを作ることが多いので、
付けた方がインクを付けるときやおすときの使い勝手が良いと思って付けています。

1㎝程度の小さいものだと特に紛失防止の目的もあります。

消しゴムはんこ △

なしでも押しやすい&厚みがあるということで、ゴム版はんこほど必要ではないかなと思います。
主に、何のはんこなのかわかりやすくする&保護の目的で付けています。

ゴム版はんこと消しゴムはんこの違い・まとめ

硬さ、耐久性、おしやすさ、使い方や彫るものにより一長一短があります。
使い分けについては私の場合は

  • 細い線が多い→ゴム版はんこ
  • ベタ面が大きい→消しゴムはんこ

ということが多いです。

全体的には

  • ゴム版はんこ→細い線に強い・丈夫・彫るのと余白をはがすのに少し力がいる
  • 消しゴムはんこ→ベタ面に強い・彫りやすい・耐久性と細い線ではやや劣る

と個人的には思っています。

最終的には自分が楽しく彫れるのが一番だと思います。
その辺は私の場合は…そのときによります!!

※ちょっと彫るだけなら(販売用以外)

手帳にちょっと使うなど自分用に作る簡単なものだったり、
身内に頼まれて一文字の落款みたいなものをササッと作ったり、
親戚のちびっ子が家に来たとき遊ぶ用のアンパ○マンやドラえ○んはんこなどは

私はたいてい消しゴムはんこで作ってます。ほぼ持ち手なし。
耐久性は度外視で、おしやすさと速さ特化ということで。


ゴム版はんこの作り方(彫り終わりまで)

消しゴムはんこの作り方(彫り終わりまで)

使用している道具について

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